CMと音楽

僕はすごくCMが好きなわけですが、同じくらい80年代のブラックミュージックが好きだったりします。
ディスコとかでかかってたような曲です。
で、どんなに内容的にイケてないCMであったとしても曲がいいとついついお気に入りになっちゃったりするんですよね。
前にこんな記事を書いたことがありますが、これも曲が好きなのでもう一度見たい、といった話だったりします。
これはいつか紹介しようと思っているのであまり詳しくは書きませんが、1981年のタクトのCMはそういう意味でものすごくお気に入りです。
この頃のタクトはピーター・フォンダを使ってCMをしていました。1980年のものにはKim Carnesの"Betty Davis Eyes"が使われていました。これはこれで僕は特に好きな曲ではないものの、CMに使う曲としては特に違和感がなく、80年代の初めのCMとして適切な感じだったと思います。
それが次の年のシリーズになると少々異変が。Yarbrough And Peoplesの"Don't Stop The Music"という曲が使われるようになります。僕は実はこのCMはリアルタイムで見た記憶がなく、後年になって見ました。それ以前にこの曲の日本盤の7インチを持っていて、そのジャケがこのCMの絵なんですよ！それでこのCMに使われているのを知って「CMにはおよそ似合わなそうな曲だなあ」と思っていたものです。けども、後で見てみてこれほどイメージに合うとは思わずかなり驚いた記憶があります。元の曲がかなり好きなもあるのだけど、CMとしてもとっても好きな一本です。
CMに使われる洋楽、というのは普通に考えれば誰もが知っている曲が多いので当然ながらディスコ、とかブラコン、みたいなものよりもロックのほうが多いんですよね。そんな中で結構びっくりしたものの一つがタクトでした。

スクータといえばやっぱりマイケル・ジャクソンの出演していたスズキのLOVEがディスコ好きにはたまらないCMの一つです。1983年のCMですからスリラーを出す前（直前ですかね）です。CMは2パターンありましたが、どちらも使用されていたのはアルバム"Off The Wall"からのものです。
僕はこの"Off The Wall"がかなり好きなクチなのでこのCMにも興奮したものです。曲は"Don't Stop Till Your Get Enough"と"Off The Wall"です。前者はホリゾントの前でマイケルが踊っている、という考えうる限りではかなりオーソドックスな作りです。僕は曲として後者の方が好きなので当然後者のバージョンがフェイバリットです。
このCMでマイケルはキメの台詞である"Love is my message"がなかなか言えず何度もNGを出したそうです。実際のCMの中でもかなり恥ずかしそうなマイケルが見物です。
それにしてもこれも微妙にCMには合わなそうな曲なんですよね。でも何となく違和感がないのは本人が出演しているから、というのはあるのかもしれないです。

妹のジャネットもアルバム"Control"を出す前に松下電器産業のナショナル　ビデオデッキのCMに出ています。こちらは曲をわざわざ作成するという手の込みよう。こちらも2パターン作られました。2作目のほうの曲は"Control"の日本盤のLPで聞くことができますが、実際のCMとは多少アレンジ違いで、僕はCMの方が好きです。
このマックロードビデオはジャネットの次の人選にシーラEを選ぶという英断を行っています。なんでだったんだろうか。ジャネット→シーラEとくれば背後にはプリンスの影がチラつくのは僕だけですかね。単にミネアポリスってことですが。

バナナラマも1984年なんていう結構早めの時期（まあ一番ブレイクした頃なのかもしれないですが）にカメラのCMに出ているし、リック・アストリーはほとんどの人の中で三ツ矢サイダーの人だし（なぜリックを出したんだろう）、実際に出てる人も結構多いものですね。
僕の中で「実際に出た」中で最も驚きなのはKid Creole And The Coconutsですかね。ニッカの黒の50のCMに出ておりました。あれはどういうキャスティングだったんだろうか。

バブルの時期にボビー・ブラウンがTBCのCMに出た（というかPVそのまま使い）のとはこの辺のCMは少しわけが違うような気が僕はしています。
まだまだいろいろあるんですが書ききれないのでこの辺で。
他にもご存知の方は教えてください。