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1976年 ホウトク いす [1970年代 お気に入り]

BGM♪(かなりボーカルが高めのBGMが流れ、ナレーションは一切無し)

いろんな椅子に座っている場面が写る。会議の場面、老夫婦と子供、酒を飲む男性など。なぜかみんな外国人。
最後に出演者全員が出てきて、簡単な踊りをしながら歌う。
♪ホーウトク ホウトク 椅子はホウトクホウトク

しばらく更新できなくてすみません。実は1月は僕にとって最も仕事が忙しくなる時期なんです。そのせいかほとんどPCが開けずにいます。怠けちゃって本当にすみません。

今日紹介するのは、12/14に紹介したホウトクのCMのもう少し後のバージョンです。この前紹介したCMの2年後ですね。
この前紹介したCMは個人的には74年のものとは思えないほどカッコイイできだと思うのですが、今回も負けず劣らず素敵です。

まずよく言われることですが、日本のCMには外国人が多く出ていますね。ただ、例えばそれがアジアの、しかも中国や韓国の人だった場合その人に対してなんのコンセンサスもなければ「あ、外国人」とは思わない人がほとんどだろうと思います。そう考えれば日本人から見て一目で分かる「外国人」を出しているのは確かに昔よく言われていたように無意識に「かっこいいものにはとりあえず外国人」的な考えがあるのかもしれません。ホウトクのCMも、前のバージョンはこの直球タイプのカッコイイCMだった(人の姿が見えないようになっていたのが秀逸だったんですが)し、外国人を使っていましたがそれはカタコトの話を聞くことで「あ、外国人だ」だと分かるそのセンスのよさだったわけです。

ところが今回は目に見える形で画面に出ています。でも場面は何もスタイリッシュなところはありません。むしろ生活に密着した「椅子のある場面」の演出ばかりです。ここで外国人を使う意味があるのかな?と普通だったら考えると思います。
僕も最初考えた口です。でも考えても見ればくつろぐとき、仕事の時、子供や孫といる大事な時間の多くは椅子と一緒です。しかもそれは全世界変わらないはずです(そうじゃない国もあるんですがとりあえず)。だから何も違和感が無い。
しかもBGMが素晴らしいんですね、このCM。権利関係に配慮して歌詞は書きませんでしたが、世界のどこでも誰かがいろんな感じで椅子に座っている、と言うような歌詞で、曲調が日本の歌謡曲調なんですね。

そう考えるとむしろこのCMは外国人に出演してもらわないと意味が無かったのではないかな、とまで考えてしまいます。どんな国の人でもくつろぐ時はやっぱり椅子なんですよね、って言う説得力があるでしょう?
かっこいいCMにも色々あるけれど、こういった地味なよさもまた「かっこいい」には入るかなと個人的には考えています。
ホウトクはなかなか渋いいいCMをする会社でしたがこの二つ以外は僕は見たことがありません。TBS系列で放送していた月曜ロードショーのスポンサーだったのですが、早くに降りてしまったようです。実に残念。


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