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1981年 キユーピー ドレッシング [1980年代 音楽に注目]

BGM♪(南佳孝風のBGM。かなりボーカルを立てて流しているので、単なるBGMではなく、曲がメインな感じ。)
女性の隣に新聞を読んでいる男性がいる。女性はなにやらふくれっつらをしているけれど、ドレッシングを渡すと、男性は急に新聞から眼を上げて、うれしそうにサラダにドレッシングをかけ始める。それをうれしそうに見ている女性。
カット変わって、サラダの上に天使が飛ぶ。最後に商品カット。
Na:キユーピードレッシング 念入りな味です。

皆さんあけましておめでとうございます。去年はありがとうございました。一週間ほどお休みをいただきました。今日から再開の予定です。
年始なので、なにか年始にちなんだものでも紹介しようとかと思ったのですが、結局年始の一番最初こそ僕の一番好きなCMを、と思ってこのCMを紹介することにしました。もちろん年始ものも追って後日紹介できれば、と思っています。

カテゴリーのところでも書いたように、音楽がすごく素敵なCMです。残念ながらここではお聞かせできないのですが、AOR風のトラックが素敵な名曲だと思っています。CDやレコードにはなっていないそうなんですが、これはもしもCMでだけ使ったのならばもったいなというほどの出来です。

さて、このCMがCMとして成功しているかどうか見極めようとするときに、多くの人はイメージ先行で売り上げにつながっていないと思われるという一点でNGの判断を下すのだろうと思います。しかし一つのCMが広告として成功しているかどうかはそのCMだけを見てもわからないこともあるものです。ごぞんじの通りキユーピーの強力なブランディングの力は食品広告の常識をことごとく破っています。食品CMといえばとにかくシズル感と商品名告知が重視される中、異例のスタイルでのブランディングではないかなとおもいます。このCMもそんな広告の一環でしょう。もちろんみんなが考えているような「キューピーっぽい」オシャレとはちょっと違うのですが、オシャレな曲とオシャレな感じの絵だけのCMに見えて、実はNaに大物を起用したり(小林清志さんだとおもいます)、実はシズル感が出ていたりと抜かりのない作りだなあと感心します。

まずはキユーピーというブランドのイメージを作る、というのは遠回りのように見えて一番堅実なやり方なのかもしれないですね。ただやり方が食品会社のとるそれではないことが、セオリーに分野は問わないということの大きな証明にもなっているのだろうなと考えさせるCMです。

なんか難しいこと書いてしまいましたが、とりあえずキユーピーのCMって本当に素敵なものが多いですよね。ここでもまた色々紹介していこうと思います。
みなさん今年も一年どうかよろしくお願いします。


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