1978年 サントリー 缶入りジンフィズ [1970年代 お気に入り]
BGM♪ 男女が海辺で立っている。男は缶フィズを飲みながら電話、それを女の頬につける。SE:シュワッチ! 女は水の中へ落ちる。
ナレーション:「経験者が増えている サントリー缶入りジンフィズ」
今さらサントリーのCMをお気に入りとして出すのもちょっと気が引けてしまうんですが、サントリーが広告上手って言われる理由の一つがこのCMからは見える気がします。
よく言われているところのサントリーのCMがいい、っていうのはウィスキー、ブランデーの類が多いわけですよね。でもそうじゃない単なる缶飲料(飲料、っつってもアルコールですが)のCMもこれだけカッコイイものをきちんと作っている、で、一つ一つ手を抜かない細かいところがウィスキーとかのCMにも現れている感じがします。
ウィスキーとかは売りたいと思っているイメージが賞好みする重厚なものが多いので評価の対象になるのでしょう。こういう酒は重厚じゃいけない。すこし軽々しく、でもかっこよくなくちゃいけない。
重いテーマばかりが酒のCMじゃない、っていうのは当たり前のことなんだと思うけれど、重厚なテーマで賞を総なめにするサントリーもがこういうCMをしかもだれよりもかっこよく作るって言うのに脱帽したいなと僕は思います。
しかし「缶入り」って謳ってるってことは画期的だったんだろうなあ。缶入りジンフィズ。その昔ウィスキーのソーダ割りのウィスタンがバカ売れしたみたいな感じなのかな。
僕はちゃんと作ってシェイクして飲むほうがすきなんですが。
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