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1981年 はごろも缶詰 シーチキン [1980年代 お気に入り]

BGM♪ シーチキンのナスのはさみ揚げを作るところが映される。人の顔は見えない。これにあわせてナレーション。
ナレーション:「シーチキンでナスのはさみ揚げを作る手をしばし休めて、トンボ目で追う。秋だなあ」
今度はシーチキンできのこ丼を作る手順が同じように。ナレーションもはさまれる。
ナレーション:「故郷(くに)の味 きのこどんぶりシーチキン 箸持つ皆の笑顔満月 なつかしいなあ」
商品カットが出る。
ナレーション:「はごろも、シーチキン」

僕が覚えている限りのシーチキンのCMのなかで一番好きなものです。これは秋のバージョンですが、他の季節もあったはずと記憶しています。
シーチキンというと僕が他に覚えているものは、肉よりもヘルシーなことを強調しているものが多かったように思います。で、少し商品がこなれてきたら、料理のパターンを紹介するもの。これはどちらかというとまだ他はヘルシ-強調の時期にあったような気がするのですが、それだけに記憶に残ったのも確かです。

こういった食べ物のCMではとにかくシズル感と呼ばれる「おいしそう」なシーンが重要となります。シーチキンなんて僕だって料理しないころはサンドイッチに使うかサラダに乗せるかくらいしか用途が思いつかなかったのですが、1981年にしてこういった提案をしかも料理するところを見せる=シズル感の演出で行うというのはなかなか先進的です。

はごろもフーズ(当時の社名ははごろも缶詰)といえば僕がひとしきりうるさく言った夕方帯の再放送スポンサー問題の筆頭企業(べつに問題があるわけじゃないんだけど)です。夕方の子供を狙った食品CMというのは多数存在するわけですが、時間帯的には間違いなくそういった時間に流されていたにもかかわらず多分に大人向けのこのCM、果たして当時の子供がどのくらい反応したのか、には僕もすごく興味があります。
ただ、僕の記憶の糸を手繰っていくと、はごろもフーズがこういった時間に流していたCMって結構大人向けなんですよね。内容が。ここでは詳細は書かないで、またの機会に紹介しようと思いますが、子供が親に「ねえ、いまのCM意味わかんないんだけど?」的な大人の黒い笑いが多かったように記憶しています。CMというものがそういつもいつも綿密なマーケティングをされているわけではない、ということなんでしょうか。

僕が注目したいのはもう一つ、個々の商品のCMしか流さなくても、同じ枠で同じ会社がずっとスポンサーをしていれば企業広告的な意味合いが出てくる点です。僕たちみんなはごろもフーズ知ってますからね。そういう意味合いもあったのかもしれません。


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